その他 2026.01.27

DESIGN-R2020の活用術 ~できてしまった褥瘡を「数値」で見守る~

約4分で読めます

科学的根拠に基づく介護

褥瘡ケア完全ガイド

~ 予防予測から、発生後の評価まで ~

1. 予防ツールと管理ツールの使い分け

【予防】ブレーデン / K式スケール

まだ褥瘡がない人に対し、「発生リスク」を予測します。点数が低いほど危険です。

【経過】DESIGN-R2020

すでに褥瘡がある人に対し、「治癒経過」を評価します。点数が高いほど重症です。

2. 合計点による重症度判定

合計点(E+S+I+G+N+P)を算出し、以下の目安で評価・対応します。

合計点と重症度の目安

1 ~ 3点(軽症)
安定期。現在のケア(洗浄・外用等)を継続します。

4 ~ 9点(中等症)
悪化の懸念あり。体位変換の頻度やマットレスの設定を再検討。

10点以上(重症)
深刻な状態。速やかに医師の診断を受け、治療・栄養プランを変更。

⚠️ 重大アラートサイン

・前回より合計点が2点以上増加した

・「I(感染)」がI3(膿・悪臭)以上である

・「D(深さ)」が皮下組織に達する大文字(D3以上)である

3. DESIGN-R2020 評価基準早見表

※小文字(d)は浅い傷、大文字(D)は深い傷を指します。

D

Depth(深さ)

d 真皮まで
D3 皮下組織まで
D4 筋肉・骨まで

E

Exudate(滲出液)

e1 少量(1日1回未満の交換)
E3 中等量(1日1回の交換)
E6 多量(1日2回以上の交換)

G

Granulation(肉芽組織)

g1 良質肉芽が50%以上
G3 良質肉芽が10% ~ 50%未満
G6 良質肉芽が10%未満 / なし

4. 現場での実践ステップ

① スケジュールの固定
毎週決まった曜日(例:木曜日)に評価を行うことで、一貫したデータが得られます。

② チームへの共有
点数に変化があった際は、介護職員、看護師、管理栄養士の間ですぐに情報を共有し、原因(栄養不足、ずれ、圧迫など)を特定します。

学びをさらに深めましょう

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