認知症 2025.12.25

🚶‍♂️ 【認知症:症状】01 徘徊を心理から紐解く|否定せず安全を守る専門的アプローチ

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【認知症:症状01】
「徘徊」の理由と現場での対応術

認知症の方の「徘徊」には、必ずその方なりの理由や目的があります。否定せず、その方の頭の中にあるストーリーを理解することが、安心への第一歩です。

1. 「徘徊」を引き起こす4つの心理

① 役割・義務感からの行動

「子供が帰ってくるから」「仕事に行かなきゃ」という、かつての習慣や責任感からくるものです。

【対応のヒント】

無理に止めず、「準備ができるまで、ここでお茶でも飲みながら待ちませんか?」と一度受け入れることで、関心を別のことに移しやすくなります。

② 不安・心細さ(見当識障害)

「ここはどこ?」という不安から、安心できる場所(家)を探そうとして歩き出します。

【対応のヒント】

「一緒に散歩しましょうか」と並んで歩き、安心感を与えながら、徐々にリビングなどへ誘導するのが専門的なテクニックです。

③ 身体的な不快感・欲求

「トイレに行きたい」「お腹が空いた」といった感覚を、歩くことで解消しようとしています。

【対応のヒント】

歩き出した瞬間にトイレにお誘いしたり、飲み物を提供したりして、身体的な欲求が満たされるかを確認しましょう。

④ 脳のエネルギー過剰(運動要求)

ただ「動きたい」というエネルギーが余っている状態です。活動量が少ない日などに起こりやすくなります。

【対応のヒント】

歌を歌う、軽い体操、洗濯物畳みなど、「エネルギーを発散できる役割」を日課に取り入れましょう。

2. 絶対に避けるべきNG対応

  • 「座って!」と叱る: ストレスからBPSDが悪化します。
  • 嘘でごまかし続ける: 不信感を募らせる原因になります。
  • 身体拘束・施錠管理: 尊厳を傷つけ、認知症の進行を早めます。

3. 安全を確保する環境設定

  • 出口のカムフラージュ: ドアの前に植物を置く、壁と同色のカーテンで出口への意識をそらす。
  • 安心して歩ける回遊動線: 行き止まりのない廊下を作り、安全に歩ける環境を整える。
  • センサーの活用: 離床センサーで、歩き出した瞬間にそっと寄り添える体制を。

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