【認知症:BPSD】
現場で知っておくべき20の症状全方位ガイド
※BPSDは、本人の性格、環境、人間関係などが複雑に絡み合って起こる「二次的」な症状です。
【行動面】目に見える動きの症状
脱衣・露出行動
人前で服を脱ぐ。暑さ、痒み、または場所の誤認によるもの。
反復動作・質問行動
同じ動作を繰り返す、同じ質問を何度もする。直前の記憶の欠落による不安。
過食・拒食行動
食べたことを忘れ食べ続ける、あるいは頑なに食事を拒む。
【心理面】感情や認識の症状
幻視・幻聴心理
いない人が見える、聞こえない音が聞こえる。レビー小体型に多い。
抑うつ状態心理
気分が落ち込み、涙もろくなる。自分の変化に対する悲しみからくる。
アパシー(無気力)心理
喜怒哀楽が乏しくなり、自分から何もしなくなる。抑うつとは異なる。
帰宅願望心理
「家に帰る」と強く訴える。現在の場所が自分の居場所と思えない不安。
見捨てられ不安心理
家族やスタッフが離れることを極端に恐れ、付きまとう。
嫉妬妄想心理
配偶者の浮気を疑う。愛情の確認や自信の喪失が背景。
夜間せん妄・不眠心理
夜中に急に興奮し、意識が混濁する。昼夜逆転を引き起こす。
誤認(鏡現象など)心理
鏡に映った自分を他人だと思う。家族を他人や死んだ人と思い込む。
多幸感心理
状況にそぐわず常にニコニコし、上機嫌すぎる状態。前頭側頭型認知症に多い。
現場スタッフの皆様へ
BPSDは、適切な「環境調整」「声かけ」「身体ケア」で軽減できます。「困った行動」のラベルを貼る前に、その方の「心の叫び」をチームで探ってみてください。