介護 2024.11.30

認知症施策推進計画とは?

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認知症は、高齢者の約15%が罹患していると推計される、社会的課題の一つです。認知症の人が住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられるように、国や地方自治体、民間団体などが連携して取り組む必要があります。そのために、認知症施策推進計画というものが策定されています。この記事では、認知症施策推進計画の概要や目的、内容などを紹介します。

認知症施策推進計画の概要

認知症施策推進計画は、令和6年1月1日に施行された「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」に基づいて策定される計画です。認知症基本法は、認知症の人を含めた国民一人一人がその個性と能力を十分に発揮し、相互に人格と個性を尊重しつつ支え合いながら共生する活力ある社会である共生社会の実現の推進を目的としています。認知症施策推進計画は、この目的に沿って、認知症に関する施策の基本的な方向性や具体的な取組を示すものです。

認知症施策推進計画の目的

認知症施策推進計画の目的は、認知症の人が住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられるように、認知症に対する正しい理解と支援の体制を整えることです。具体的には、以下のようなことを目指しています。

  • 認知症の予防や早期発見・診断、医療・介護の提供などの医療・福祉サービスの充実
  • 認知症の人の意思や希望を尊重した生活支援や人権擁護などの人間尊重の視点の浸透
  • 認知症の人や家族の声を反映した施策の推進や評価などの当事者参加の推進
  • 認知症の人や家族の負担の軽減や自立支援などの社会的包摂の推進
  • 認知症の人や家族の希望宣言や認知症サポーターなどの普及啓発活動の推進
  • 認知症の原因や治療法の解明などの調査研究の推進
  • 国際的な認知症対策の連携や協力などの国際貢献の推進

認知症施策推進計画の内容

認知症施策推進計画は、現在策定中ですが、以下のような内容が想定されています。

  • 認知症の人の状態やニーズに応じた段階的な支援の流れを示す「認知症ケアパス」の策定
  • 認知症の人や家族の相談や支援を一元的に行う「認知症サポートセンター」の設置
  • 認知症の人や家族の意見や要望を聞く「認知症と向き合う幸齢社会実現会議」の開催
  • 認知症の人や家族の希望を実現する「認知症とともに生きる希望宣言」の普及
  • 認知症の人や家族の負担を軽減する「認知症介護保険制度」の検討
  • 認知症の人や家族の生活を支える「認知症サポーター」の育成
  • 認知症の人や家族の生活を快適にする「認知症バリアフリー」の推進
  • 認知症の人や家族の生活を安全にする「認知症安全マップ」の作成
  • 認知症の人や家族の生活を楽しくする「認知症コミュニティ」の形成
  • 認知症の人や家族の生活を豊かにする「認知症アート」の展開

以上が、認知症施策推進計画についての記事です。認知症施策推進計画は、認知症の人や家族だけでなく、社会全体にとって重要な計画です。認知症に関する正しい知識を持ち、認知症の人や家族に寄り添い、共生社会の実現に向けて、一緒に取り組んでいきましょう。

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