介護 2024.07.14

介護プロフェッショナルキャリア段位制度とは?

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介護プロフェッショナルキャリア段位制度とは、介護職員の実践的スキルと知識を評価する7段階の制度で、エントリーレベルからプロレベルまでのキャリアアップを目指すことができます。

この制度は、介護サービスの質の向上や介護職員のモチベーションの向上につながると期待されています。

この記事では、介護プロフェッショナルキャリア段位制度の概要やメリット、評価の方法などについて解説します。

介護プロフェッショナルキャリア段位制度の概要

介護プロフェッショナルキャリア段位制度は、厚生労働省が推進する「キャリア段位制度」の一つで、介護サービスの従事者に対して「介護プロフェッショナル」としてのレベル認定を行う制度です。

キャリア段位制度とは、成長分野における新しい職業能力を評価する仕組みであり、企業や事務所ごとにバラバラでない共通のものさしをつくり、これに基づいて人材育成を目指すものです。

介護プロフェッショナルキャリア段位制度では、既存の国家資格制度や研修制度との関係も考慮し、特に、実践的スキルについて重点的に評価します。

エントリーレベルからプロレベルまで、7段階でレベル認定を行います(キャリア段位)。現在は、レベル1からレベル4までの認定が実施されています。

レベル1からレベル4までの評価基準は、以下のようになっています。

レベル できる(実践的スキル) わかる(知識)
レベル1 基本的な介護技術を身につけ、利用者の身体的・精神的な状況に応じた適切な介護を提供できる。 介護職員初任者研修修了
レベル2 利用者のニーズや状況に応じて、介護技術や方法を工夫し、安全で快適な介護を提供できる。 レベル1と同様
レベル3 利用者の生活全般にわたって、自立支援や予防的介護を行い、介護計画の作成や評価に参画できる。 介護福祉士養成課程又は実務者研修修了
レベル4 利用者の生活の質の向上や社会参加の促進を目指し、多職種との連携やチームのリーダーシップを発揮できる。 介護福祉士であること(国家試験合格)

レベルの評価は、「できる(実践的スキル)」と「わかる(知識)」の両面から行われます。

「できる(実践的スキル)」の評価は、介護サービスを提供している事業所・施設において、一定の要件を満たした「アセッサー(評価者)」と呼ばれる人が、介護職員の日頃の仕事の様子や業務の記録等を実際に見て評価することとしています(内部評価)。

「わかる(知識)」の評価は、原則として、介護福祉士養成課程、介護初任者研修等の講義を修了したことで、評価することとしています。

介護プロフェッショナルキャリア段位制度のメリット

介護プロフェッショナルキャリア段位制度には、以下のようなメリットがあります。

  • 介護職員は、自分の能力やキャリアの目標を明確にし、自己評価やフィードバックを通じてスキルアップを図ることができます。
  • 事業所・施設は、介護職員の能力やキャリアの状況を把握し、人材育成や配置・評価・処遇の基準とすることができます。
  • 利用者や家族は、介護職員の能力やキャリアのレベルを知ることで、安心感や信頼感を持つことができます。
  • 介護サービスの質は、介護職員の能力やキャリアの向上に伴って、高まることが期待されます。

まとめ

介護プロフェッショナルキャリア段位制度とは、介護職員の実践的スキルと知識を評価する7段階の制度で、エントリーレベルからプロレベルまでのキャリアアップを目指すことができます。

この制度は、介護サービスの質の向上や介護職員のモチベーションの向上につながると期待されています。

介護職員や事業所・施設、利用者や家族にとって、多くのメリットがあります。

介護プロフェッショナルキャリア段位制度に関する詳細は、[こちら](https://careprofessional.org/careproweb/jsp/)の公式サイトをご覧ください。

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