食事 2025.07.06

【食事:嚥下】嚥下機能に応じた食品の選び方と提供方法!高齢者や障害者のための安全で栄養豊富な食事とは?

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【専門知識:嚥下アセスメント】

「どこで詰まっている?」を見極める
嚥下障害の3ステージ別・食形態選定ガイド

最新の学会分類2021に基づいた最適なケアを導き出す

▼ まずは「介助の基本手順」を確認したい方はこちら

【介助:食事】食事介助の全手順と重要ポイント

1. 嚥下プロセスの3段階(口腔・咽頭・食道)と対策

① 口腔期(こうくうき)の障害 口の中の問題

判断のサイン: 噛み続けられない、口から溢れる、送り込めない、頬に食べかすが残る。

■ 対策:コード2-1〜3を選択

  • コード2-1(ペースト食): 咀嚼が不要で、口の中でまとまる力がなくても咽頭へ送りやすい。
  • コード3(ソフト食): 舌で押しつぶすだけでまとまり、口腔内を滑りやすいもの。
  • NG: 「刻み食」は口の中で散らばり、誤嚥の引き金になるため避けます。
② 咽頭期(いんとうき)の障害 喉の問題(命に直結)

判断のサイン: 飲み込んだ瞬間にむせる、声がゴロゴロする、何度も空嚥下をする。

■ 対策:コード0j〜1j / トロミt2以上

  • コード1j(ゼリー食): 通過速度が遅く、気管の蓋が閉まるタイミングを待てる形態。
  • トロミ(t2〜t3): 液体が喉へ流れるスピードを物理的に抑え、肺への流入を防ぎます。
③ 食道期(しょくどうき)の障害 送り込みと逆流の問題

判断のサイン: 胸元でのつかえ感、食後の胸焼け、横になった時の逆流やむせ込み。

■ 対策:小分け提供と食後の姿勢管理

  • 少量頻回: 一口の量を減らし、ゆっくりと食道へ流れる時間を確保します。
  • 食後の姿勢: 食後30分〜1時間は座位を保ち、重力で逆流を防ぎます。

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【介助:食事(専門知識編)】介護食の悩み解決!トロミ完全ガイド

2. 学会分類2021:状態別の選定基準

コード 対象者の状態目安 食事の条件(物性基準)
4(移行食) ある程度噛めるが、硬い生野菜や塊肉、パサつくものは苦手。 箸やスプーンで簡単に切れる。口の中でまとまりが良い工夫がある。
3(ソフト食) 噛む力が弱く、舌で押し潰してまとめる必要がある状態。 舌と上顎で容易に押しつぶせる。形が整っており、滑りやすい。
2-1/2-2 咀嚼が困難。少しの粒でも喉に残ったり、むせたりする状態。 均質でなめらかなペースト状。適度な粘度(トロミ)がある。
1j(ゼリー) 嚥下反射が極めて不安定。液体がすぐに気管に入ってしまう。 形が崩れず、つるんと飲み込める。水分の分離がないゼリー状。

まとめ:原因を見極め「安全な側」を選択する

嚥下障害のケアは、「口腔・咽頭・食道」のどこに主原因があるかを知ることから始まります。 状態が不安定なときは、決して無理をせず、一段階コードの低い食事形態を選択し、ゆとりを持って食事を提供しましょう。

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