介護施設での「延命治療の同意書」
後悔しないための基礎知識
施設入所時、避けて通れないのが「もしもの時」の意思表示です。延命治療の同意書は、あなたの尊厳を守り、家族を迷いから救うための大切な書類です。
1. 延命治療の同意書とは?
回復の見込みがない状態になった際、どのような医療やケアを受けたいか(あるいは受けたくないか)を事前に示しておく文書です。一般的に以下の項目を検討します。
- 栄養補給:胃ろう、点滴、経管栄養を行うか
- 蘇生措置:心停止時の心臓マッサージや人工呼吸を行うか
- 搬送・入院:施設で看取るか、病院へ搬送するか
- 場所:最期をどこで迎えたいか
2. 同意書を作成する「3つの安心」
① あなたの「尊厳」を守る
意識がなくなった後も、あなたの価値観に基づいたケアを受けることができ、人としての尊厳を最期まで保てます。
② 家族の「心の負担」を減らす
意思が不明だと、家族は「本当にこれで良かったのか」と一生悩み続けることがあります。あなたの意思が、家族の決断を助けます。
③ 信頼関係を深める
事前に話し合うことで、家族や施設スタッフとの間に深い信頼と理解が生まれます。
3. 記入時に大切にしたいポイント
強制ではありません
同意書の記入は義務ではなく、自由な選択です。書かないことでサービスの質が下がることはありません。
医療スタッフや家族と「対話」する
治療の効果や副作用、代替案について医師や看護師から十分な説明を受けましょう。一人で悩まず、信頼できる人と意見を共有することが大切です。
いつでも「書き直し」ができる
心境の変化や病状の変化に合わせて、内容は何度でも変更・撤回が可能です。定期的に見直しを行いましょう。