介護現場の業務効率化や職員の負担軽減を目的に、ICT(情報通信技術)を活用する動きが広がっています。
この記事では、実際に導入されているICTツールやアプリの具体例をわかりやすく紹介し、その特徴や導入効果について解説します。
目次
- 1. 介護業務で使われる主なICTの種類
- 2. 記録・情報共有系アプリ
- 3. 見守り・センサー系ツール
- 4. コミュニケーション・家族連携アプリ
- 5. 導入時の注意点と選定のコツ
- 6. まとめ:ICTは“共に働くパートナー”
1. 介護業務で使われる主なICTの種類
介護現場で活用されているICTツールは、大きく以下の3つに分類されます。
- 記録・業務支援系:介護記録やケアプランの作成、情報共有
- 見守り・安全支援系:センサーやカメラによる利用者の状態把握
- 連携・コミュニケーション系:家族や他職種との連絡・報告
それぞれの分野で多様なツールが開発されており、現場に合ったものを選ぶことが重要です。
2. 記録・情報共有系アプリ
■ ほのぼのNEXT(NDソフトウェア)
訪問介護や施設ケアに対応したオールインワン介護ソフト。
ケア記録・請求・スケジュール管理などが一括で行えます。
■ ケアカルテ(NDソフトウェア)
タブレットやスマホで簡単に記録でき、写真や音声も活用可能。
入力のしやすさと情報の一元管理で業務負担が軽減されます。
■ KaigoNote(カイゴノート)
現場職員がスマホで簡単に記録できるクラウド型サービス。
音声入力やテンプレートも活用でき、現場の「紙離れ」を後押しします。
3. 見守り・センサー系ツール
■ ライフリズムナビ+Dr
ベッドに設置するセンサーで、呼吸・心拍・離床などをリアルタイムでモニタリング。
夜間巡回の負担軽減にも貢献しています。
■ パラマウントベッド「眠りSCAN」
ベッドに設置し、睡眠状況や体動を自動で記録。
利用者の生活リズムを可視化し、ケアの質を向上させます。
■ 転倒検知AIカメラ
施設内に設置したカメラがAIで動きを分析し、転倒を自動検知・通知。
見守り負担を減らし、迅速な対応を可能にします。
4. コミュニケーション・家族連携アプリ
■ まごチャンネル for 介護
ご家族がスマホから送った動画・写真を、施設内のテレビで再生。
利用者の孤独感の軽減や、家族とのつながりを保つツールです。
■ LINE WORKS(ビジネス向けLINE)
職員同士の連絡やグループチャットに活用。
写真・ファイル共有、日報連絡などにも使え、タイムラグのない情報共有が可能です。
5. 導入時の注意点と選定のコツ
実際に体験デモや無料トライアルを活用して、職員の声を聞きながら選定しましょう。
6. まとめ:ICTは“共に働くパートナー”
- ICTツールは記録・見守り・連携などさまざまな場面で活躍
- 使いやすさ・現場に合った導入が成功のカギ
- ツールはあくまで「人を支える」ものである
ICTの導入で、介護現場の働き方が大きく変わりつつあります。
「人」と「技術」が連携し合う介護へ、一歩ずつ進めていきましょう。
次回は、「ICT導入のための補助金・助成金の活用方法」についてお届けします!